ラケットインプレ Wilson H19 プロストック
Wilson のプロストックで有名なモールドとしてはH19、H22が代表格と言えると思います。今日は主な使用プロとしてモンフィスの名が挙げられる、H19を使用した印象をお伝えします。
H19はHeadのPT57Aを模倣した(コピーした?)モールドと言われています。
スロート部のシェイプは確かにほぼ同じ形状です。
※PT57Aのインプレはこちら↓↓↓
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実際に使うとキャラクターは全く違いました。
H19はRA(軟らかさを表す数値)は59-60と言われており、これはPT57Aと同じくらいです。
しかしH19は「ハードヒットしないと軟らかさは感じない」というのが私の印象です。
で、ハードヒットしないと飛びません。
しかし、これらの点を凌駕する最大の特徴が「鞭のようにしなる」軟らかさ。
この特長を速いスイングで発揮できた時には、バウンド後にさらに伸びるボールが打てます。
サーブだとより分かりやすく、特にスライスサーブなどは他のラケットよりも「もうひとキレ」します。
H19には2つのストリングスパターンがあります。
18x20のストリングスパターンだとハードすぎて、私には扱いきれませんでした。
16x19はとても良いですが、多少ストリングスでアシストしないとやはりハードです。
なので、H19は「とにかくスイングスピードに自信がある」「全力でラケットを振るのが楽しい」という方におすすめです。
パワーの面では明らかにH22の方が上なのでどちらかを選ぼうとするときは、飛距離と打感の好みになるのかなと思います。
ちなみに、ソフトな打感という意味ではH22だと思います(個体差があると思いますが)。どちらかというとPT57Aに近いのはこちらかと。
基本的には普段、薄ラケ使いの方がターゲットになるのかと思います。
厚めのフラットドライブ系の方、擦り上げる系のスピナーだとちょっと違うかもしれません(16x19はそれなりには回転がかかります)。
「H19なんて高価で手が出ないよ」という方は、是非Wilson「Ultra Tour 97」をお試しください。比較しましたが、モールドは確かに一緒です。
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使ってみましたが、ラケットの特長もやはり似通っています。Ultra Tour 97のほうが重量設定が305gなのでむしろ使いやすいかもしれません。調整もしやすいですし。
中古でこなれた価格の個体も多いので買いやすいと思います。
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