ラケットインプレ Prince beast 98 o3
今回紹介するのは、最近テスト使用を開始したこのラケットです。
Prince beast 98 O3
<メーカーホームページより>
TeXtreme x Twaronを搭載し、面圧の出る16×20のストリングパターンとNew Oポート搭載で高速スウィングを可能にした上級者向けハイテクモデル。
(商品説明)
ヘッドサイズ:98平方インチ
平均ウエイト(フレーム):305g
バランスポイント(フレーム):315mm
全長:27インチ
平均スウィングウエイト:285
フレーム厚:25-23-22mm
カラー:ブラック/ イエロー
素材:カーボン+テキストリーム×トワロン
ストリングパターン:16×20
推奨テンション:42-47-52lbs
(インプレッション)
・ものすごく掴んでいる感じがする。でも球離れも良い
・とにかくホールド感があって打感は柔らかい
・それなりに飛ぶ。振り抜いてスピンをかけてコートに収める感じ
・この面サイズの割に振り抜きのもたつきを感じないのはO3の恩恵か
・エリア(面)で狙う印象。ホールドした後に飛ばす位置を操作する余地がある
・スライスのノリがものすごい
[バランスのいいラケットでは?]
Princeでも好みの分かれるO3。
このラケットに関しては、「飛ばなそうな雰囲気があるけど、結構飛ぶ」という印象で、バランスは良いです。きっとトラディショナルグロメットの「beast 98」は、もう少しシビアでピンポイントのコントロールのモデルになるのではないでしょうか(未使用なので予想)。
面サイズ98平方インチですが邪魔くさくなく、振り抜きはしやすい。
16×20だとボールを潰すハードヒッター向けになるかと想像しますが、O3のおかげで非力でも、ラケットを振れる人であれば使えるのではないでしょうか。
[ディフェンス力はある]
短いボールを中途半端にこすり上げようとした時のオーバーは多いです。当てるとそれなりに弾くからでしょう。その分厳しいボールを当てて返すという場面では活躍してくれると思います。
[ボレー、スライス系の安定感]
面に乗る感じがあって、スイートスポットが広いのでボレーが楽です(Tour Pro 95 XR比です)。ものすごくノリが良く、スライスのコントロールも意図を持って行えます。
[コントロールは面]
ボックス系のピンポイントコントロールとは違いますが、弾道の上げ下げもコントロールしやすいので、立体的なプレイスメントができます。
[プレーイメージ]
Phantom 100xr-jなどもそうでしたが、PrinceのO3のモデルは鋭角へのコントロールもしやすい印象です。ボレーのしやすさなどを考えるとシングルスで是非使ってみたいです。ストロークで追い込んで、前に詰めてフィニッシュ、の組み立てがボレー苦手の自分でもできそうな気がします。
・振れる人なら使えそう。
・打感が柔らかい
[振れる女性にどうでしょう]
ある程度振れればこのラケットの恩恵は受けられそうな気がします。特にスライス系のストロークは普段あまり使わないけど、という元ソフトテニス女子には試して欲しいです。
[対象イメージ]
柔らかめのポリで試したら、ポリと思えないくらい柔らかい印象。ハードヒッターは固めのポリでグリグリ行きましょう。
ナイロン系とかを張ると女性にもイケるセッティングになるのではないでしょうか。
他の TeXtreme x Twaron ではbeast100、Tour100 290gなどを打ちましたが、自分には一番これがしっくりきました。
気になった方は、できれば一度試打した上で、購入を検討してみてください。