<ソフトテニス(軟式テニス)経験者におすすめのセッティング(ラケット+ストリングス)①>ソフトテニス(軟式テニス)経験者がテニス(硬式テニス)で上達するためのポイントを考える
今回はガット(ストリングス)について書きます。
「ボールが飛び過ぎてしまうこと」。
ソフトテニス経験者が乗り越える壁はまずここです。
せっかくでき上っているスイングを無駄にしないことをベースとして考えていく点は下の二つ。
・ラケット
・ガット
そして最も重要なのが「スピン(トップスピン)」です。
ソフトテニスのボールは潰れやすいので、スイングの力で厚くフラットに当てて飛ばす(あるいはボールが変形するくらいカットして弾ませなかったりする)というスタイルになります。
対して、テニス(硬式)はボールが硬いため、スイングの力でボールは変形せずに、その力を受けた分飛んで行ってしまう、というイメージでしょうか。
このギャップを埋めるために「スピン」が必要です。
☆ガット(ストリングス)は回転がかかるものを優先して考えましょう☆
極論で言えば、ナイロン系のガットは避けた方がいいと思います(特に男性)。なぜならボールが良く飛ぶからです。
選ぶなら、ポリ(エステルorエチレン)です。なぜならスピンがかかりやすいからです。
私は初め「硬くてスピンのかかるラケット(100平方インチ)」+「ナイロン(モノ」のガット」でした。打感の硬さに慣れませんでした。面が大きく感じました。
次に「柔らかくてスピンのかかるラケット(93平方インチ)」+「ナイロン(モノ)のガット」。柔らかくて気持ちよく打てましたが、試合でコートに収まりませんでした。
次は「柔らかくてスピンのかかるラケット(93平方インチ)」+「ナイロン(マルチ)のガット」。これも柔らかくて気持ちよく打てましたが、やはり試合でコートに収まりませんでした。
続いては「柔らかくてスピンのかかるラケット(93平方インチ)」+「ポリ(エチレン)のガット」。ついに試合でもコートに収まるようになりました、がハードヒッターと対戦すると押しこまれた時などに対抗できない(飛ばない)。
そしてついに「柔らかめでスピンのかかるラケット(95平方インチ」+「ポリ(エチレン)のガット」。飛びとスピンのバランスが良くなり、ストロークで相手を押し込み、試合に勝てるようになりました!
これは一例で、打感が気にならないようなら「硬くてスピンのかかるラケット(100平方インチ)」+「ポリ(エステル)」というプロ的なチョイスもあるでしょうし。
結論的には、球の勢いが死なない範囲で、コートに収まるセッティングを考えてください(あたりまえ)。
次回は具体的におすすめのガット(ストリングス)を紹介していきます。